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GRB 970508は、1997年5月8日21時42分UTCに発見されたガンマ線バーストである。ガンマ線バーストは、遠方の銀河内で爆発が起こり、ガンマ線を放出する非常に光度の大きい閃光であり、最もエネルギーの大きい電磁波の放出現象である。しばしば、より長い波長(X線、紫外線、可視光線、赤外線、電波)の残光が長時間残る。 GRB 970508は、イタリアとオランダのX線天文学のための人工衛星ベッポサックスによる観測で発見された。天文学者マーク・メツガーは、GRB 970508は地球から約60億光年の距離にあることを推定したが、これはガンマ線バーストまでの距離が測定された初めての例だった。 このバーストが起こるまで、ガンマ線バーストが地球からどれだけ離れたところで起こるかについて、学界の中での合意はなかった。小さなエネルギーのバーストが銀河系の中で起こると考える説や、遠く離れた他の銀河で非常に大きなエネルギーのバーストが起こると考える説があった。複数のタイプのガンマ線バーストが存在して、どちらの説も排除されない可能性もあったが、距離の測定によってガンマ線バーストの発生源が銀河系外にあることが明白になり、議論に終止符が打たれた。 GRB 970508は、残光の周波数が初めて測定されたガンマ線バーストでもある。電波シグナルの変動を分析することで、天文学者デール・フレイルは、電波源はほぼ光速で拡大していることを計算した。この結果から、ガンマ線バーストは相対性理論的な拡大を伴う爆発であることが強く示された。 ==発見== ガンマ線バーストは、非常に強い光度のガンマ線の閃光であり、最も強い電磁波放射の形である。ガンマ線バーストは1967年に、宇宙空間での核爆発を発見するために設計された人工衛星ヴェラによって初めて発見された〔Schilling 2002, pp. 12–16〕。最初の爆発の後にはしばしば長寿命で長い波長の残光が続く。最初に発見されたガンマ線バーストの残光はGRB 970228のX線で〔Costa 1997〕、X線を研究するために設計されたベッポサックスによって発見された〔Schilling 2002, pp. 58–60〕。 1997年5月8日21時42分UTC、ベッポサックスのガンマ線バーストモニターは、約15秒間続いたガンマ線バーストを記録した〔Pedersen 1997〕〔。これは、太陽の調査のために設計された無人探査機ユリシーズ〔Pian 1998〕やコンプトンガンマ線観測衛星のBurst and Transient Source Experiment(BATSE)によっても検出された〔Kouveliotou 1997〕。このバーストは、ベッポサックスの2つの広域X線カメラの視野に入っており、ベッポサックスのチームは数時間のうちに、その場所を直径約10分の範囲に絞り込んだ〔Schilling 2002, pp. 115–116〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GRB 970508」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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